シュリンクフィルムを中心に帯電防止・導電・防錆など高機能フィルムの開発・製造・加工までを一貫して行っているメーカーです。全国1,000社以上のお客様から年間7,500案件以上の実績があります。経産省 地域未来牽引企業・栃木県 地域中核企業認定。


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PVCフィルムのフタル酸フリー化を進めています

2016/03/31 18:46:53  シュリンクフィルム
弊社は、長年にわたりPVCシュリンクフィルムを製造販売しております。

フィルムを製造するにあたり、
柔軟さを加えるためにPVC主原料に可塑剤を添加しておりますが、
その添加剤に長年、「フタル酸エステル類」を使用してまいりました。

近年そのフタル酸エステル類の使用が論議されており、
欧州においては改正RoHS指令により、
「2019年以降は禁止物質」と指定されました。

日本国内においては、食品衛生法等により懸念物質として、
一部の製品への使用が制限されています。

PVCフィルム利点を活かした需要はまだまだ多い状況です。
そのような状況を踏まえ、
弊社ではお客様に安全に弊社製品をお使いいただく為、
「PVC製品のフタル酸フリー化」を進めております。

PVCの利点である、透明性、低温収縮性、作業性、物性等、
違和感無くご使用頂けるように開発を進めております。

既に、2軸シュリンク用のメイングレードの切り替えが完了し、
現在は、2軸特殊グレード、1軸用の開発を行っております。


2軸用シュリンクグレード別一覧
・HT−G101(フタル酸フリー化済)
  弊社一般グレードPVCシュリンクチューブ。
  他社製品と比べ、透明性が高く、塩ビ特有の臭気が非常に少ない。
  透明の他に白色・黒色着色グレードもあり。
・GS101(フタル酸フリー化予定)
  G101タイプの帯電防止グレード(界面活性剤練込)。
  静電気を嫌う医薬品関連のシュリンク包装に使用されることが多い。
・G101X4
  界面活性剤のブリードを嫌う内容物(木工品)で口開きを良くするために開発。
  フィルム表面の粒子が粗くなっている。
・G101−K(フタル酸フリー製品)
  G101の耐寒グレード。突き刺し・引っ張り強度が強く、マイナス温度でも耐えうる
  フィルムのため突起物の多い被包装物、特にカニ用のシュリンクに使用されることが多い。
・G101XG(順次フタル酸フリー化)
  製造時に出るロスを再利用して製造。再生原料を使用している事を分かり易くするため
  薄いグリーン色に着色。弊社コミックシュリンク規格品に使用。
・ハイソフトNF901(フタル酸フリー製品)
  ノンフタル酸PVCチューブ。医療用に使用されている添加剤を使用することにより、
  安全性が高く、塩ビ特有の臭気が極めて少ない。熱に強い添加剤のため、
  ブリードが極めて少ない(製品移行性が少ない)。食品関連、輸出用の使用実績が多い。
・ハイソフトNF901V(フタル酸フリー製品)
  NF901の紫外線吸収グレード。安全性が高く、熱に強くブリードが極端に少ない
  という特徴から、蛍光灯の飛散防止用や高級書籍の退色防止に使用。
  また、木材をシュリンクする場合や、ビデオ・DVD・CD・書籍の退色防止用シュリンクに
  使用されることが多い。


弊社では、これからもお客様により安心して
PVCシュリンクフィルムをご使用頂けます様努めてまいります。

工場見学会を開催しました

2016/03/16 17:15:41  社内情報

工場見学会を開催しました

3月9日、16日の両日で、工場見学会を開催しました。
8社、13名のお客様にご来社いただきました。
誠にありがとうございます。

1.社長あいさつ
2.社員紹介
3.注意事項説明
4.フィルム製造工場案内
  帯電防止フィルム製造工程
  シュリンクフィルム製造工程
5.シュリンクフィルムの用途、包装のやり方
6.製袋工場案内

以上の流れで進めさせていただきました。
所要時間は約3時間半です。

製造部 齋藤さん
製造部 鏑木さん
工場見学会も今回で4回目になります。

自社の強みはなんだろう・・・という問いかけから、
「人」を強みとしてアピールしようと思い立って始めました。

初めは、工場内を公開することに抵抗がありましたが、
人についた技術力は真似ができるものではない。
お客様とよりお近づきになり、ファンになっていただくためには、
自らがすべてをオープンにして公開することが必要だ。

そんな想いから、社外秘であった工場内を、
お得意先様に完全公開することを決めました。
お客様と話し込む人見さん
今期の目標を工場内に張り出しています
毎回、お客様からは多くのご質問と、ご指摘をいただいております。
大変ありがたいことだと思っております。
今後とも、強みを更に伸ばし、至らぬ点は改善を重ねて参ります。

次回は、6月開催の予定です。
多くのお客様にご参加いただけることを社員一同、楽しみにしております。

今回はありがとうございました。