環境保全の取組
豊かな社会を支える当社の取組
限られた石油という資源を使用してフィルムを製造している当社だからこそ、地球環境保全に取り組まなければならないと考えています。
当社では、バイオマスプラスチックを用いた製品開発、ロス材を活用したリサイクル製品の生産にも取り組んでいます。さらに、正しいフィルムの使用や廃棄方法の情報発信や、明日の技術者を育てる教育にも力を入れています。
持続可能な社会においても、豊かさの追求は必要と考えます。その実現には、環境保全を基本にした技術革新が必要です。当社は、独自のフィルム製造技術を極め、真正面から環境保全に向き合っていきます。
カーボンニュートラルの取組
温室効果ガス排出量の把握
当社ではGHGプロトコルに基づいて、スコープ1、スコープ2の算出にむけて準備を進めております。まずは、温室効果ガスの排出量を把握し、その後出来ることから少しずつ、取り組んでまいります。
太陽光発電を設置しました(再生可能エネルギーによる生産を開始)
2024年1月24日より、当社のシュリンクフィルムHTシリーズ、静電気対策フィルムHLシリーズの全ての製品は、生産に必要なエネルギーの一部に再生可能エネルギーを使用して生産を開始しました。
設備出力50kwhの太陽光発電を工場屋根に設置し、稼働を開始しました。
これにより削減される二酸化炭素(CO2)は約20tになります。(約2,300本分の杉の木が1年間に吸収するCO2の量に匹敵します。)
省エネの取組と合わせて継続的に取り組んでまいります。
SDGsの取組目標
SDGs達成に向けた経営方針(とちぎSDGs推進企業)
当社は、SDGs(2015年に国連で採択された持続可能な社会を実現するための17の開発目標と169のターゲット SDGs:Sustainable Development Goals)の内容を理解し、SDGs達成に向けた方針及び取組を下記のとおり宣言します。
プラスチックメーカーである当社だからこそ、取り組むべき大きな目標であると認識しています。経営理念で掲げる「私たちは高機能フィルムを極め、お客様の発展に貢献します。豊かな社会を支えます。生涯の仲間をつくります。」は持続可能な発展そのものであり、私たちが社会の未来を創っているという気概を持って、現状に満足せず、常に最高の状態にまで極めます。
SDGs達成に向けた重点的な取り組みと2030年に向けた指標
| 3側面 | SDGs達成に向けた重点的な取組 | 2030年に向けた指標 |
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1 | 環境
経済 | 生産工程で発生する原料ロスの社内マテリアルリサイクル化 | 全商品でマテリアルリサイクル化を実現 |
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2 | 環境
社会
経済 | バイオマスプラスチックを使ったフィルムの開発・生産 | バイオマスプラスチックの生産比率20% |
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3 | 社会
経済 | 働きやすく働きがいがある職場環境の実現 | 残業ゼロ、有給休暇平均取得率70%かつ業績向上し続ける |
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4 | 社会
経済 | 健康経営の実現 | 健康格付けバランスシートAランク(全国健康保険協会作成) |
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環境配慮製品のご紹介
豆腐の搾りかすである「おから」とプラスチックを混ぜ合わせ、フィルム化することに成功しました。資源の有効活用と石油由来材料の使用量を削減する地球にやさしいフィルムです。
おからとポリエチレンを配合、石油由来原料の使用量を25%削減します。また、ポリエチレンはリサイクル原料を使用しております。
当商品は、とちぎカーボンニュートラルGoods認定商品です。
BioCorは、ココナッツから抽出した飽和脂肪酸をメインにクランベリーとミルクを組み合わせて製造することにより、環境や人体への影響に配慮した、まったく新しい植物由来のバイオマス気化性防錆剤です。鉄・非鉄に対応、高い錆防止効果を発揮します。
リサイクルフィルム
製造時に出るロスフィルムを細かく粉砕、再度原料化した再生材を使用した地球環境にやさしいリサイクルシュリンクフィルムです。100%リサイクル原料を使用したシュリンクフィルムを製造できるのは当社だけです。現在は書籍用の規格袋として展開しておりますが、オリジナルサイズでの生産も可能です。
啓蒙活動
親子セミナー・学校出前授業の開催
身近にあるペットボトルを何度でも使えるよう、オリジナルの絵をシュリンクラベルにして、花器やドリンクボトルとして再利用しよう!という実験教室を開催しています。
地球温暖化の影響が地球に対してどのような影響が出るのか。自分たちにできることは何か。プラスチックの正しい知識について親子で学びます。
使用しているフィルムは、トウモロコシ由来の植物原料を混ぜて製造されたバイオマスフィルムバージョンの『ちぢ○くん』です。
【2023年の実績】
・那須塩原市立槻沢小学校
7月12日 オリジナルボトル作成&地球温暖化・プラごみについて
12月19日 環境に対する取り組みの紹介
・那須塩原市立大原間小学校
11月3日 大原間文化祭 オリジナルボトル作成体験
・小山市
10月1日 ゼロカーボンシティ&ネイチャーポジティブ宣言イベント オリジナルボトル作成体験