シュリンクフィルムを中心に帯電防止・導電・防錆など高機能フィルムの開発・製造・加工までを一貫して行っているメーカーです。全国1,000社以上のお客様から年間7,500案件以上の実績があります。経産省 地域未来牽引企業・栃木県 地域中核企業認定。


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シュリンクフィルムの収縮温度

2017/06/16 19:00:15  営業日記

シュリンクフィルムの収縮温度について

こんにちは、今日はシュリンクフィルムの収縮温度についてです。

シュリンクフィルムは、フィルムに熱を当てることにより縮むフィルムですが、
その温度も素材によって様々なのはご存知でしょうか。

シュリンクフィルムと言っても、様々な素材のフィルムがございます。
弊社で製造してますPVC、貼り合わせに使用されるPET、PS、
自動包装に使用されるPO系、大きな集積梱包に使用されるPE等々です。

その中でも、弊社で製造してますPVCフィルムは、他の素材に比べ低温で縮むフィルムです。

お客様に説明させて頂くとき、PET、PSやPO系のフィルムは約160〜180℃位の熱が必要とされますが、PVCは、140℃〜160℃程度の熱で綺麗に縮みますと説明させて頂きます。

ですが、PVCシュリンクフィルムは90℃のお湯でも縮みます。
弊社製品のちぢ○くんの取り扱いにはお湯での収縮を推奨しています。

ここで、なぜと思われる方がいらっしゃいませんか。
お湯で90℃なのに、その前には140℃〜160℃程度でとなっているのか。

実は、シュリンクの収縮温度がと説明する場合、雰囲気温度で説明させて頂いてます。
お湯の場合は、お湯につけますのでフィルムに対し均一に一定の温度が当る為、90℃程度でも縮みます。
ですが、シュリンク作業の場合、シュリンクトンネルやドライヤー等の熱風式のもので作業を行います。
その為、仮に140℃〜160℃で機械を設定してもフィルム当るまでに熱のロスが発生しますので、実際にフィルムに当る熱は設定温度より低くなる為、熱ロスを考慮して高めに設定を行います。
その設定温度が、そのまま縮むのに必要な温度として説明になります。
また、包装物によっては冷えていて熱を奪ってしまう可能性もありますので、この温度で必ず縮みますとも言えない為、設定幅を持たせて説明します。

シュリンクフィルムは、熱で縮む薄いフィルムですが、意外と奥が深いフイルムでもあります。

シュリンクフィルムのちょっとした豆知識でした。
Date 2017/06/16